独自ドメインを取得してレンタルサーバーと契約し、ワードプレスのインストールも終わった。
よ~し記事を書くぞとすぐに記事を書き始めるのは早計ですよ。
ワードプレスには機能を設定する箇所がいくつかあり、ある程度記事を書いてしまったあとから変更するといろいろ不都合なことが起きてくることもあるからです。
ここでは、ワードプレスを導入したら記事を書き始める前に必ずやっておかなければいけない設定と、やっておいたほうが良い設定を重要度が高い順から解説します。
そんなに多くないから安心してね
必ずやるべき設定
サイトタイトル
自分のブログのタイトル(サイトタイトル)を何にしようかというところは、大いに悩ましい問題ですね。
サイトタイトルを決定する上で留意することは次の2つのうち、どちらにするかだと思います。
- 短くて覚えやすいタイトル
- SEOを考慮して狙ったキーワードを入れたタイトル
1の「短くて覚えやすいタイトル」の場合は、ブログが周知されてくるにつれ、ブログタイトルで検索されやすくなってアクセスが増えます。
例えば、ひつじさんのひつじアフィリエイト、イケダハヤトさんのイケハヤ大学なんかはその例ですね。
それに対して2の「SEOを考慮して狙ったキーワードを入れたタイトル」はブログの成長につれ、あるいはキーワード次第では検索順位が上がることが見込まれます。
一方で、どうしてもタイトルが長くなってしまって覚えにくいため、ブログタイトルでの検索はされにくいでしょう。
1と2はどちらが良い、悪いというのではなく、自分がどういう効果を狙うのかによってどちらを選択するかが基本になるでしょう。
ワードプレス サイトタイトルの設定方法
サイトタイトルはダッシュボードの「設定>一般」から行います。
一般設定の一番上にサイトタイトルを入力する箇所がありますから、そこに自分で決めたタイトルを入力します。
サイトタイトルを入力したら、一番下までスクロールして「変更を保存」ボタンとクリックして完了です。
SSLの設定
SSLとは通信を暗号化して、改ざんやなりすましを防ぐ仕組みです。
googleもSSL化を推奨しており、SEO上も重要な対策となりますので設定しておきます。
SSL化はサーバー側とワードプレス側の双方で行います。
ワードプレスのSSL化設定の方法
ワードプレスのSSL化もサイトタイトルの設定と同じく、ダッシュボードの「設定>一般」から行います。
画面が切り替わったら、Wordpressアドレス(URL)とサイトアドレス(URL)と書かれている箇所のアドレスを「http」から「https」に変更します。
ブラウザの検索バーに変更したサイトアドレスを入力して、アドレスがhttpsで始まっているか、鍵マークがついていればOKです。
パーマリンクの設定
パーマリンクとはアドレスの独自ドメイン直後の文字列のことをいいます。
ワードプレスをインストールしたばかりのデフォルトの状態では、今読んでいるこの記事のアドレスの独自ドメイン以降は”https://ainaoblog.com/?p=98”と、記号と数字の組み合わせになっています。
この場合には、?p=98がパーマリンクにあたります。
しかし、このままだと何について書かれているのか全くわかりませんね。
それに検索エンジンが記事の内容を理解しづらくなり、SEOの面でもよろしくないとされています。
Googleが発表したSEOに関するレポートの一部を引用します。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。たとえば、航空機(aviation)に関する情報を探している場合、http://en.wikipedia.org/wiki/Aviation のような URL であれば、見ただけで必要な情報であるかどうかを判断できます。http://www.example.com/index.php?id_sezione=360&sid=3a5ebc944f41daa6f849f730f1 のような URL 自体は、ユーザーの関心を引くことはほとんどありません。
URL では区切り記号を使うと効果的です。http://www.example.com/green-dress.html という URL の方が、http://www.example.com/greendress.html という URL よりずっとわかりやすくなります。URL にはアンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使用することをおすすめします。
(記事はコチラ→シンプルなURL構造を維持する)
要するに、サイトのURL(アドレス)構造はできる限りシンプルにするほうが良く、URLでは区切り記号(-)を使ったほうが良いと言っています。
それでこの記事のURLも”https://ainaoblog.com/?p=98”ではなくて、”https://ainaoblog.com/wordpress-settings”にしているわけです。
パーマリンクを最初の記事を書く前に設定しておかないである程度記事を書き進めてから変更すると、それまでに書いた記事のパーマリンクも変更されURLが変わり、どこかでサイトが紹介されていた場合や、リンクをもらっていた場合はそれが無効になってしまいます。
最悪の場合には、変更前と変更後の整合性が取れなくなって表示エラーとなってしまうこともあります。
ですので、ワードプレスをインストールしたら、最初の記事を書く前にパーマリンクの設定は終わらせておく必要があるんです。
パーマリンク設定の方法
パーマリンクの設定は、ダッシュボードの「設定>パーマリンク設定」から行うことができます。
「パーマリンク設定」をクリックするとパーマリンク設定画面に切り替わるので、ここで設定を変更し、一番下までスクロールして「変更を保存」ボタンをクリックして設定完了です。
パーマリンクの種類は6つの中から選択するわけですが、シンプルで何が書かれているか想像がつくパーマリンクにしたいなら”投稿名”にするのがおすすめです。
ただ、この場合には記事編集画面でパーマリンクの編集をする必要があります(日本語のパーマリンクになっていて、URLが表示されたときに意味のわからない長い言語に表示されてしまうからです)。
また、一番下にあるカスタム構造の”%postneme%”を採用したときも同じで、こちらもパーマリンクの編集が必要になります(記事タイトルが英語のときはそのまま表示されます)。
%category%を採用した場合は、記事を違うカテゴリーに変更したときにURLが変わってしまうので、気をつけないといけませんよ。
やっておいたほうが良い設定
コメント設定
ワードプレスのブログには読者がコメントを送信する機能がついています。
コメントは誰でも送信できるので、なかには匿名で酷い誹謗中傷が含まれたコメントが送られてくることもあります。
そんなことを防ぐために、コメントの設定をします。
コメント設定の仕方
コメント設定はダッシュボードの設定>ディスカッションから行います。
表示されたディスカッション設定の画面から、コメント機能を有効にするために「新しい投稿へのコメントを許可」にチェックを入れ、匿名のコメントを防ぐために「コメントの投稿者の名前とメールアドレスの入力を必須にする」にチェックを入れます。
その後、一番下までスクロールして「変更を保存」ボタンをクリックすれば完了です。
なお、この設定は設定後に投稿した記事に対して有効なので、すべての記事に対して有効にするためには、最初の記事を書く前に設定を済ませておかなければなりません。
まとめ
ワードプレスの初期設定
◎必ずやっておくべき設定
- サイトタイトル設定
- SSL化の設定
- パーマリンク設定
◎やっておいたほうが良い設定
- コメントの設定
ワードプレスは誰でも簡単にブログが作れる優れたプログラムなんですけど、設定する箇所がたくさんあって初心者にとっては何をすればいいかが悩みどころです。
最初にやっておかないと後で困ってしまう設定をご紹介しましたので、ワードプレスを始めたら忘れずに済ませておきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。